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久々のいずみホール

May26’06

 久しぶりのいずみホール。 今までこのホールで何回かリサイタルや室内楽は演奏しましたが、オーケストラとのコンサートは考えてみたら初めてです。 
 
 ゲネプロで音をだしてみると、

「そうそうこのふわっとした広がる響き。 懐かしいなあ。」

 アメリカにはこの手の響きのホールがなかなかないので、なんだか懐かしく感じられました。モーツアルトを演奏するにはこのタイプの響きのホールは、音に一層の輝きを与えてくれるので、とても気持ちがいい感じ。  
 この響きの中モーツアルトのアダージオを演奏すると、天国に近づけるような気さえします。
この曲、たくさんの方がメロディーを聴けば、

「ああ、この曲ね。」

とおわかりになるだろうと思うのですが、なかなかコンサートの中にプログラムされることが少なく、ライヴで聴く機会って少ないのではないかしら、、。 指揮の大山さんのお話では、江藤俊哉先生の生徒さん、すなわち江藤門下としてはくぐらなければならない大切なレパートリーの一つなのだそう。 この曲がまともに弾けなければ先にいけません、ということらしい。 あらためて弾いてみると、なるほど、シンプルな中になんとも色々なものが込められているかと感心してしまいます。
 そして、一番のコンチェルト。 この曲もなっかなか採り上げられないヴァイオリンコンチェルトの一つ。まず、この調性変ロ長調というのもめずらしい。この調性のせいか、非常に弾きにくいパッセージがあったりします。 でも、なかなかチャーミングな曲で、3楽章などはちょっぴりハイドンっぽかったりと、弾いていて楽しい曲でした。 まあ、楽しいと感じられるのも、共演者とのコミュニケーションがうまくいっていると感じられるからですけれど、、、。

 それにしても大山さんとは、何度もお誘いいただいて共演させて頂いていますが、いつも大山さんの音楽に対する情熱、それも、今までの数々の大山さんが積んでこられた貴重な経験のもとに大木のように大きくなる、そして、深くなるそれに大いに刺激を受け、その都度ご一緒させていただけることに喜びと感謝の気持ちでいっぱいになります。 これからもたくさんのレパートリーをご一緒させていただけたら嬉しいです!
by okyovn | 2006-05-26 23:08 | 音楽