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Kyokoのおもしろダイアリー
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波乱の幕開け!

 2回目の審査員となるメニューインコンクール。このコンクールは毎回開催地が移動するのだが、今回は、ノルェーのオスロ。(ちなみに次回は北京だそうです) オスロは、空港乗換をしたことがあるだけだったので、来てみたかったところだけに楽しみにしていた。コンクールのオープニングコンサートでの演奏があるため、開催より先に現地入りしてリハの予定。これがラッキーだった。到着したその日の夜に、アイスランドの火山が噴火し空の交通が完全に麻痺、想像以上の大被害が、、、。 皆が集まるようなコンクール、その影響たるや、参加者から審査員から皆現地いりすることがままならない。あちこちの空港で足止めを食らい、船や電車や車などで、何日間もかかっての移動、それでもたどり着ければ運あいいほうで、中にはあきらめざるを得ない参加者も。審査員もアメリカからのメンバーはやはりキャンセルというはめに。コンクール側も、どう対処していいのやら、もう臨機応変に持っていくしかない、。幸い、一日遅れの開催で、中止という事にならなかったが、参加者も何日もかかって到着したその日に演奏せねばならないという最悪のコンディションでコンクールにのぞむという、まるでサバイバルゲームのようのうになってしまった。しかしながら、もはや緊急事態ということで、逆に、へんな緊張を感じる間もなく、そして、きっと音楽を演奏できるという本当の純粋な喜びすら感じながら演奏できたのではないか、何かこう特別なエキサイト感で望めているのではとも思われる。 しかしながら、火山の噴火でこれほどまでに影響って出てしまうものなのかと愕然とした。 コンクール後、パリに戻れるのか、また、帰国公演ができるのか等、一体いつになったらまともに戻るのか非常に気になるところだが、荷物を引きづってあちこち右往左往するようなことにならなければいいがと、願うのみ、、、、。
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オスロの音楽学校。ここがコンクールの本部となりました。
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ジュニア部門、シニア部門の予選会場です。 ステージデコレーション、海のヨットを思わせるものがありました。
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シティホールにて、オープニングにレセプション開催。ここは、かのノーベル平和賞の授賞式会場であり、オバマ大統領もここで受賞されました!
# by okyovn | 2010-04-21 06:04 | コンサートツアー

ゴルフで有名なAugusta!

 今年2回目のアメリカツアーが巡ってきた。 今回は、シカゴとジョージア州のオーガスタ。シカゴでは、リサイタル、オーガスタはここのシンフォニーの定期演奏会。
 今年はシカゴと縁がある。 ここシカゴを本拠地としたStradivarius Societyから、新しいパートナー、グアルネリ・デルジェス、「ヴィニアフスキー」をお借りすることになった。 作曲家、ヴァイオリニストとしても高名なヴィニアフスキーの名前がついたこの楽器、その名のごとく、その昔、ヴィニアフスキーが使用していたという歴史的価値もある。 非常に中身の濃い、密度の詰まった力強い魅力的な音色を持つ楽器で、弾けが弾くほどに出てくるその味わい深い音色に、新しい発見の連続。 これから、どのようにこの楽器と密なコミュニケーションを築いていいけるのか、楽しみこの上ない! 今回のリサイタルもこのソサエティ主催のもので、お披露目のコンサートとなった。
 次の土地は、ジョージア州のアーガスタ。 最初、この土地名を聞いてもぴんとこなかったのだが、ゴルフ好きの方ならすぐにわかるらしい。そう、4月上旬に開かれるゴルフのマスターズ・トーナメントの開催地として名高いのだ。日ごろは、落ち着いたゆったりとした空気の流れるこの街が、トーナメント期間は、世界中から集まる観客等で、がらりと雰囲気が変わり、活気に満ちるらしい。ここはアメリカの南部になることもあって、気候も打って変わって温かい。20度前後の気温で、驚いたのはあちこち日本の桜の木があり、満開に近い勢いで美しく咲いている。そして、印象的だったのが、街の丘の広がる高級住宅の数々。それぞれさまざまなスタイルで建てられた豪邸ばかりで、見ていて飽きることがない。特に、ここの土地ならではのコロニアルスタイルで建てられた家、いかにも古き良きアメリカを感じさせるものがある。宿泊したホテルもアメリカの歴史的ホテルと指定されているだけあって、キャラクターがあった。
 今回再共演となった、指揮者のシズオ・Z・クワハラ氏。 マエストロZと、という愛称で現地では親しまれているのだが、なぜカタカナかっていえば、彼は10歳のときにアメリカに移住し、アメリカ国籍でもある。彼とは、名古屋で名フィルと共演させいただいたのをきっかけに、新しく音楽監督となったこのオーケストラにお声をかけていただいた!オーケストラをレヴェルアップさせてくれる若き救世主として、地元の期待と信頼を一身に集めているのが、手に取るようにわかり、同じ日本人としても、誇らしく嬉しく思った。これからどんどん世界を広げていく、若手指揮者の注目株として、目を離せない存在。昨年それはそれは美しい奥様と電撃結婚された新婚さんでもある。
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コロニアルスタイルのホテル。
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クワハラ夫妻と。
# by okyovn | 2010-03-31 07:32 | コンサートツアー

久々の娘との日本

 パリに移ってから初めて娘を連れての帰国公演。今回は、娘の学校がバケーションということで、丁度良かった! 久々の日本に娘も興奮気味。何をしたい?と聞くと、いとこと遊びたい、温泉、そして、ディズニーランドというリクエスト。温泉は実現しなかったが、いとこの家にはお泊りに行き、ディズニーランドもお泊りつきで実行。
娘も新境地で頑張っているご褒美に、できるだけのことをしてやりたかった。 
 ディズニーランドでは、ディズニーキャラクターが登場するレストランで思いっきり、それぞれのキャラクターとハグしたり写真を撮りまくったり。 帰宅して記念にもらった入場券を見ながら涙目になって、「ミッキーがとっても好きだったの、、、。」と言い出す始末。まあ、楽しんでくれたようで、良かった! パリのディズニーランドにも行ったが、やはり、日本のほうが何かと至れり尽くせりかな。 
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ハワイアンのショーで一緒に舞台に上がってフラダンスを。
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これは、ランチに食べたサンドイッチ。ミッキーの手の形。美味しかったです。
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ミニーのお家のお庭に咲いていた桜。なぜ、今?
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初体験の桜餅を作る。
# by okyovn | 2010-03-28 00:39 | コンサートツアー

エイラートの写真です!

 エイラートの写真です。 イスラエルでは有名なリゾートということですが、ヨーロッパの観光客もたくさん来るようです。ホテルのビュフェは、メデトレニアンのさまざまなお料理が並び、なかなか堪能できました。
最終日にホテルのディナーに行くと(音楽祭では、ホテルでの食事がつきます。)、マイスキー家族が、(8か月の赤ちゃんも含め!)お食事中でした!ホテルには、美しいプール、そして、その外にはビーチが広がります。
その横には、小型ディズニーランド的エンターテーメントもあって、子連れには最適。
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# by okyovn | 2010-03-28 00:25 | コンサートツアー

久々のイスラエル

 一週間noticeでキャンセルのコンサートが舞いこんできた! イタリア人巨匠ヴァイオリニストサルヴァトーレ・アッカルドのキャンセルだ。 場所は、イスラエルの高級リゾートで5年ほど前から行われているEilat音楽祭。 イスラエルは、20年ほど前にエルサレム交響楽団の定期演奏会ででかけたことがあって以来になる。 なんといってもイスラエルは弦の国だと思うし、物凄く興味のある国ではあるが、あまり縁がなかったのだ。
この音楽祭は、イスラエル出身のアーティストや、ロシア系のアーティストが多いようで、今回引き受けることになったコンサート2回は、いずれも、チェロのミッシャ・マイスキー、ピアニストのパヴェル・ギリロフを始め、そちら系の巨匠、また、若手アーティストとの共演だった。 曲は、メンデルスゾーンのオクテットに、ブラームスのピアノカルテットで、いずれも馴染みの深い曲。 親しい友人ピアニスト、イタマール・ゴーランもこの音楽祭のレギュラーメンバーで、彼から、この音楽祭の様子を事細かに教えてもらったが、場所は素晴らしいし、メンバーも素晴らしいのだが、とにかく音楽祭自体のオーガニゼーションが非常にアバウトなので、そこは覚悟したほうがいいかも、という警告をいただき、覚悟はしていたものの、やはり、想像以上のものがあった。 まずはじめに、トランスパテーションのアレンジのアバウトさ。 場所も場所だけにその辺は確実に抑えたい事項で、細かいインフォメーションをゲットするべく、プッシュしたのだが、得られたのは半分のインフォメーションだった。 テルアヴィヴから飛行機と聞いていたにもかかわらず、ふたを開けてみると、実は、その日に到着する30人ほどを乗せたバスでの5時間に上る移動が待っていたのだった。 同じヨーロッパ内の移動にかかわらず、パリからイスラエルのエイラートの移動時間は、結局15時間にも及び、その日の夜8時に予定されていたリハーサルのスケジュールからは大幅に遅れ、3時間遅れの11時からスタートし、終わったのは、夜中すぎ、、、。こちとら4時起きをし、早朝5時に家をでてきたというのに、、、、、、。 しかもこの土地は、この時期で、気温30度近く。すっかり空気のかわいた夏という感じで、何か四次元の世界に迷い込んだような不思議なふわふわした感覚のまま、寝床に就いたのだった。 
 初日はそんな感じでスタートし、翌日には、もうコンサートだ。しかもメンデルスゾーン。昨夜 深夜に一回リハし、本番当日2回のリハ(実質的には、一回のみになってしまう)で、夜9時から本番。 なんともこの曲のリハとしては回数が少ないが、その分、本番での集中力はみな凄く、それなりのエキサイティングな演奏にまとまった。 チェロのミッシャとの共演は初めてとなるが、なんともその人柄に圧倒される。 リハーサル中、ふと真面目な顔をして何かをしゃべる出すので、音楽的に深い話しがでるのかと身構えると、ジョークの連発なのだ。 皆ももう慣れているのか、あーまた、始まったという顔をしているものの、そこは巨匠チェリストマイスキーの話とちゃんと聞いている。 あのステージ上でのまるでイエス様登場かという神々しいオーラ、そして、強面なイメージからは想像しがたいものがあるが、これだから、人間おもしろい!と思わせるものがあった。 そして、彼には綿密なリハーサルなど必要ないと思わせる天才的な直観力、余裕、音のオーラ等があり、やはり圧倒的だった。
 今回、私の新パートナーとなった楽器、デルジェスでの初室内楽となったのだが、「Wieniawski」というオーラのせいなのか、楽器に対しての賞賛の反応をいただくことができた! 今までデルジェスを弾きこなすことができるようになるというのは、ある意味音楽家としての一つの夢、また、目標となるところだったのだが、これからこの歴史的な名器に自分なりの息吹を吹きかけていきたい、また、自分自身、この経験により成長していきたいと感じられる、エネルギーをいただけるような反応だったのが嬉しかった。
# by okyovn | 2010-02-25 01:13 | コンサートツアー