Kyokoのおもしろダイアリー
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カテゴリ:音楽( 24 )

相変わらずのオーラです!

June 2’06

 やはりあの強烈なオーラは健在です! 

  何年ぶりか正確には古いカレンダーをひっくりかえさないとわかりませんが、10年近く!?だと思いますが、久々に巨匠、ピンカス・ズーカーマンさんとの共演の機会が巡ってきました。
彼は、素晴らしい音楽家であるとともに、弦楽器奏者にとって、ある意味楽器を魔法のように操るあの右手の奏法にかけては、神様的存在なのです! 私がジュリアードに留学した当時、まわりのヴァイオリニストは、彼を尊敬し、ある意味で彼のあの奏法を盗むがごとくまねを試みた生徒がどれだけいたことか! 
 日本では、どうしても同じユダヤ人ヴァイオリニスト、イツァーク・パールマンの親しみやすい魅力的なキャラクターの影にかくれ、あまり表にでてこないアーティストといえるかもしれませんが、NYでは、むしろ、ズーカーマン命!という学生のほうが、多かったかもしれません。こういう事は意外と日本には、知られていないかな? 

 私の彼との出会い(まあ、最初は一方的な出会いですが、、、)は、パールマンとのデュオの録音だったと思います。 その息のあった、見事な演奏はまるで一人で全部弾いているかのよう。 それから彼の存在を知り、知れば知るほど物凄いアーティストなんだという認識が深くなっていきました。 そして、NYにて彼の生の演奏を目の当たりにし、あらためて、ボーイングの神様の存在を思い知ったのでした。
 そして、何の巡り会わせか、幸運にも、同じような時期に彼も在籍する同じレコード会社の専属アーティストとなり、時には同じようなレパートリーを同時期にレリースしてしまう、なんてこともあったのですが、約10年前、この大尊敬する彼との共演の夢が実現したのでした。
その時の興奮はあまりに凄く、自身を見失いそうになるくらい、すべてが夢心地でした。
そして、今回の共演。 久々にお会いしたズーカーマンさん(彼とは実は妊娠中にお目にかかっています)、あれって思うくらいその笑顔にまるみや優しさが加わり、肩の力が抜けたような感じさえしました。 これって、若い奥さんと再婚したからかなー? この奥さん、実はジュリアード時代の私の同級生なんです、ちなみに、、、。 しかしながら、あのなんともいえないボス的ではあるけれど、フレンドリーで、すべてをお見通しで、かつ、包み込んでしまいそうな大陸的なスケールの大きさ、すべてに余裕があるという絶対的な自信、このオーラは以前と同じ、健在でした。 それはヴァイオリンを弾いても同じ。どんな楽器を弾いてもズーカーマンサウンドを紡ぎ出すし、どんな指使い、弓使いをしようと、彼の音楽がうわっと出てくる。 特に、人間の内面的感情を表現させてら、右に出るものはいないと思ってしまいます。こういうタイプのアーティストって、後にも先にも、この人意外いないだろうって、思いますね。b0098423_0235432.jpg
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by okyovn | 2006-06-02 23:46 | 音楽

名古屋フィル定期演奏会

June 2 '06

久々のズーカーマン氏との共演、楽しみです!

http://www.nagoya-phil.or.jp/2006/P0401_06.html
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by okyovn | 2006-06-02 00:32 | 音楽

久々のいずみホール

May26’06

 久しぶりのいずみホール。 今までこのホールで何回かリサイタルや室内楽は演奏しましたが、オーケストラとのコンサートは考えてみたら初めてです。 
 
 ゲネプロで音をだしてみると、

「そうそうこのふわっとした広がる響き。 懐かしいなあ。」

 アメリカにはこの手の響きのホールがなかなかないので、なんだか懐かしく感じられました。モーツアルトを演奏するにはこのタイプの響きのホールは、音に一層の輝きを与えてくれるので、とても気持ちがいい感じ。  
 この響きの中モーツアルトのアダージオを演奏すると、天国に近づけるような気さえします。
この曲、たくさんの方がメロディーを聴けば、

「ああ、この曲ね。」

とおわかりになるだろうと思うのですが、なかなかコンサートの中にプログラムされることが少なく、ライヴで聴く機会って少ないのではないかしら、、。 指揮の大山さんのお話では、江藤俊哉先生の生徒さん、すなわち江藤門下としてはくぐらなければならない大切なレパートリーの一つなのだそう。 この曲がまともに弾けなければ先にいけません、ということらしい。 あらためて弾いてみると、なるほど、シンプルな中になんとも色々なものが込められているかと感心してしまいます。
 そして、一番のコンチェルト。 この曲もなっかなか採り上げられないヴァイオリンコンチェルトの一つ。まず、この調性変ロ長調というのもめずらしい。この調性のせいか、非常に弾きにくいパッセージがあったりします。 でも、なかなかチャーミングな曲で、3楽章などはちょっぴりハイドンっぽかったりと、弾いていて楽しい曲でした。 まあ、楽しいと感じられるのも、共演者とのコミュニケーションがうまくいっていると感じられるからですけれど、、、。

 それにしても大山さんとは、何度もお誘いいただいて共演させて頂いていますが、いつも大山さんの音楽に対する情熱、それも、今までの数々の大山さんが積んでこられた貴重な経験のもとに大木のように大きくなる、そして、深くなるそれに大いに刺激を受け、その都度ご一緒させていただけることに喜びと感謝の気持ちでいっぱいになります。 これからもたくさんのレパートリーをご一緒させていただけたら嬉しいです!
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by okyovn | 2006-05-26 23:08 | 音楽

なつかしの「ハンマー」

May15’06

 生まれて初めて「クリスティーズ」というところに足を踏み入れました。 

 オークションという言葉は自分からとっても遠い存在のように思えて、あまり考えて生きてこなかったのですが、今回のNYで開催されるクリスティーズでのオークションは、わけが違います! このオークションは色々なカテゴリーがあるわけですが、その中の「音楽楽器」のセクション。 
まさに私が10年以上にわたって愛情と汗と涙をそそぎ込んできたヴァイオリン、ストラディヴァリウスの「ハンマー」が、注目の的、主役なんです!その証拠にこの立派なカタログ、見てやってください! どうどうと表紙を飾っているではありませんか! カタログだけではありません。
クリスティーズのビルの外の大きなポスターにもば~んと、、、。 
これを最初に見つけたときは、なんだか胸が一杯になっちゃいましたね。 
で、明日がそのオークションの本番なわけですが、いつも本番前の数日、プライベートビューイングといって、あらかじめ手に取ったり音を出したり試すことが出来るチャンスがあり、なつかしのパートナー「ハンマー」に挨拶、或いはお別れ?をしに行ってきました、私。 

ガラスのケースに大切に保管されたハンマーは、長年会うことの出来なかった親友いや、親友以上か!に再会するような、気恥ずかしいようななんとも言えない気持ち。 手にとってみると、
「そうそう、この感じ。」 音を出してみると、その昔にワープしたような、昔の思い出や気持ちがどわーっと押し寄せてきて、弾き出したら止らない。 ひとしきり再開を味わった末、ようやくあずけてきた娘のことなどを思い出して、そそくさと楽器をガラスのケースにお返ししたのでした。

「ハンマーさん、長年にわたって素敵な思い出をありがとう! そして、どうかあなたを大切にしてくれる方と巡り会ってね!」


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by okyovn | 2006-05-15 11:32 | 音楽