久々のイスラエル
一週間noticeでキャンセルのコンサートが舞いこんできた! イタリア人巨匠ヴァイオリニストサルヴァトーレ・アッカルドのキャンセルだ。 場所は、イスラエルの高級リゾートで5年ほど前から行われているEilat音楽祭。 イスラエルは、20年ほど前にエルサレム交響楽団の定期演奏会ででかけたことがあって以来になる。 なんといってもイスラエルは弦の国だと思うし、物凄く興味のある国ではあるが、あまり縁がなかったのだ。
この音楽祭は、イスラエル出身のアーティストや、ロシア系のアーティストが多いようで、今回引き受けることになったコンサート2回は、いずれも、チェロのミッシャ・マイスキー、ピアニストのパヴェル・ギリロフを始め、そちら系の巨匠、また、若手アーティストとの共演だった。 曲は、メンデルスゾーンのオクテットに、ブラームスのピアノカルテットで、いずれも馴染みの深い曲。 親しい友人ピアニスト、イタマール・ゴーランもこの音楽祭のレギュラーメンバーで、彼から、この音楽祭の様子を事細かに教えてもらったが、場所は素晴らしいし、メンバーも素晴らしいのだが、とにかく音楽祭自体のオーガニゼーションが非常にアバウトなので、そこは覚悟したほうがいいかも、という警告をいただき、覚悟はしていたものの、やはり、想像以上のものがあった。 まずはじめに、トランスパテーションのアレンジのアバウトさ。 場所も場所だけにその辺は確実に抑えたい事項で、細かいインフォメーションをゲットするべく、プッシュしたのだが、得られたのは半分のインフォメーションだった。 テルアヴィヴから飛行機と聞いていたにもかかわらず、ふたを開けてみると、実は、その日に到着する30人ほどを乗せたバスでの5時間に上る移動が待っていたのだった。 同じヨーロッパ内の移動にかかわらず、パリからイスラエルのエイラートの移動時間は、結局15時間にも及び、その日の夜8時に予定されていたリハーサルのスケジュールからは大幅に遅れ、3時間遅れの11時からスタートし、終わったのは、夜中すぎ、、、。こちとら4時起きをし、早朝5時に家をでてきたというのに、、、、、、。 しかもこの土地は、この時期で、気温30度近く。すっかり空気のかわいた夏という感じで、何か四次元の世界に迷い込んだような不思議なふわふわした感覚のまま、寝床に就いたのだった。
初日はそんな感じでスタートし、翌日には、もうコンサートだ。しかもメンデルスゾーン。昨夜 深夜に一回リハし、本番当日2回のリハ(実質的には、一回のみになってしまう)で、夜9時から本番。 なんともこの曲のリハとしては回数が少ないが、その分、本番での集中力はみな凄く、それなりのエキサイティングな演奏にまとまった。 チェロのミッシャとの共演は初めてとなるが、なんともその人柄に圧倒される。 リハーサル中、ふと真面目な顔をして何かをしゃべる出すので、音楽的に深い話しがでるのかと身構えると、ジョークの連発なのだ。 皆ももう慣れているのか、あーまた、始まったという顔をしているものの、そこは巨匠チェリストマイスキーの話とちゃんと聞いている。 あのステージ上でのまるでイエス様登場かという神々しいオーラ、そして、強面なイメージからは想像しがたいものがあるが、これだから、人間おもしろい!と思わせるものがあった。 そして、彼には綿密なリハーサルなど必要ないと思わせる天才的な直観力、余裕、音のオーラ等があり、やはり圧倒的だった。
今回、私の新パートナーとなった楽器、デルジェスでの初室内楽となったのだが、「Wieniawski」というオーラのせいなのか、楽器に対しての賞賛の反応をいただくことができた! 今までデルジェスを弾きこなすことができるようになるというのは、ある意味音楽家としての一つの夢、また、目標となるところだったのだが、これからこの歴史的な名器に自分なりの息吹を吹きかけていきたい、また、自分自身、この経験により成長していきたいと感じられる、エネルギーをいただけるような反応だったのが嬉しかった。
この音楽祭は、イスラエル出身のアーティストや、ロシア系のアーティストが多いようで、今回引き受けることになったコンサート2回は、いずれも、チェロのミッシャ・マイスキー、ピアニストのパヴェル・ギリロフを始め、そちら系の巨匠、また、若手アーティストとの共演だった。 曲は、メンデルスゾーンのオクテットに、ブラームスのピアノカルテットで、いずれも馴染みの深い曲。 親しい友人ピアニスト、イタマール・ゴーランもこの音楽祭のレギュラーメンバーで、彼から、この音楽祭の様子を事細かに教えてもらったが、場所は素晴らしいし、メンバーも素晴らしいのだが、とにかく音楽祭自体のオーガニゼーションが非常にアバウトなので、そこは覚悟したほうがいいかも、という警告をいただき、覚悟はしていたものの、やはり、想像以上のものがあった。 まずはじめに、トランスパテーションのアレンジのアバウトさ。 場所も場所だけにその辺は確実に抑えたい事項で、細かいインフォメーションをゲットするべく、プッシュしたのだが、得られたのは半分のインフォメーションだった。 テルアヴィヴから飛行機と聞いていたにもかかわらず、ふたを開けてみると、実は、その日に到着する30人ほどを乗せたバスでの5時間に上る移動が待っていたのだった。 同じヨーロッパ内の移動にかかわらず、パリからイスラエルのエイラートの移動時間は、結局15時間にも及び、その日の夜8時に予定されていたリハーサルのスケジュールからは大幅に遅れ、3時間遅れの11時からスタートし、終わったのは、夜中すぎ、、、。こちとら4時起きをし、早朝5時に家をでてきたというのに、、、、、、。 しかもこの土地は、この時期で、気温30度近く。すっかり空気のかわいた夏という感じで、何か四次元の世界に迷い込んだような不思議なふわふわした感覚のまま、寝床に就いたのだった。
初日はそんな感じでスタートし、翌日には、もうコンサートだ。しかもメンデルスゾーン。昨夜 深夜に一回リハし、本番当日2回のリハ(実質的には、一回のみになってしまう)で、夜9時から本番。 なんともこの曲のリハとしては回数が少ないが、その分、本番での集中力はみな凄く、それなりのエキサイティングな演奏にまとまった。 チェロのミッシャとの共演は初めてとなるが、なんともその人柄に圧倒される。 リハーサル中、ふと真面目な顔をして何かをしゃべる出すので、音楽的に深い話しがでるのかと身構えると、ジョークの連発なのだ。 皆ももう慣れているのか、あーまた、始まったという顔をしているものの、そこは巨匠チェリストマイスキーの話とちゃんと聞いている。 あのステージ上でのまるでイエス様登場かという神々しいオーラ、そして、強面なイメージからは想像しがたいものがあるが、これだから、人間おもしろい!と思わせるものがあった。 そして、彼には綿密なリハーサルなど必要ないと思わせる天才的な直観力、余裕、音のオーラ等があり、やはり圧倒的だった。
今回、私の新パートナーとなった楽器、デルジェスでの初室内楽となったのだが、「Wieniawski」というオーラのせいなのか、楽器に対しての賞賛の反応をいただくことができた! 今までデルジェスを弾きこなすことができるようになるというのは、ある意味音楽家としての一つの夢、また、目標となるところだったのだが、これからこの歴史的な名器に自分なりの息吹を吹きかけていきたい、また、自分自身、この経験により成長していきたいと感じられる、エネルギーをいただけるような反応だったのが嬉しかった。
by okyovn
| 2010-02-25 01:13
| コンサートツアー